「最も偉大な女優50選」第3位にランクインしたオードリー・ヘップバーンと“美”の色

© 2002 Paramount Pictures

誰もが認める!
と言っても過言ではない美女
オードリー・ヘップバーン

むかし 女性の美しさは
“目”と“顎”で決まる!と
聞いたことがあります。

誰がそんなことを
言っていたのかといいますと
出どころは 美術学院に勤めていた頃
美大を目指す学生が
口にしていたのですが
当時 やけに納得してしまい
それから ずっと
忘れられずにいます。

まさしくオードリー・ヘップバーンは
本質を見抜くような眼差しと
唇と頬をしっかり支えている
品のある顎のラインが
たまらなくキュートで
美人度を高めているように思います。


© 2002 Paramount Pictures

とはいえ
そんなオードリー・ヘップバーン
わたしが 最も美しいと感じたのは
外見もさることながら
内面の美しさでした。

晩年はユニセフ親善大使として
最貧困国の子供たちへの支援活動に捧げ
亡くなる4カ月前にも
悲惨な状況にあったソマリアを
訪問しています。

そういった素晴らしい活動に
従事していたヘップバーンに対して
「美しい女優のままで終わるべきだ」
「皺々になって登場するな」
といった心無い周囲の声が
あったようですが

当のご本人はいっさい気にすることなく
「若い頃の自分の顔より
 皺くちゃの歳を重ねてからの
 自分の顔のほうがずっと好き」
とおっしゃっていたのです。

自分のちょっとした皺が
どうしても許せない
器の小さな わたしとしては
一刻も早く そんな言葉を
言えるような心の美しさを
GETしたいと思うばかり。

本当の美しさの中には
確実に強さを感じます。

ハードボイルド小説作家である
レイモンドチャンドラーの作品
『プレイバック』の中に
大好きなセリフがあります。

「強くなければ生きていけない
 優しくなれなければ
 生きている資格がない」

強さと優しさが織りなす美しさこそ
人の心に喜びの花を咲かせてくれます。

色でいいますと
マゼンタという色は
行動力・情熱・愛の意味を持つ
奉仕・癒やし・慈悲の意味を持つ
合わさった色。

まさしく強さと優しさが合体した色です。

ヘップバーンにお似合いの色であり
シャクヤクなどの美しい花や
メイクカラーにも多用される“美”の色。
それが マゼンタという色です。


© 2002 Paramount Pictures

自分の中にある美しさを
引き出したいときに
ファッションやメイクに
取り入れてみてはいかがでしょうか。

マゼンタの服を身につけると
不思議なことに
美人度が高まったような気持ちになれます。

華やかな“美”の色だからこそ
本当に 美しさを引き上げてくれて
いるのだと思います。

マゼンタの魔法にかかれば
いかようにでも美しくなれるもの。

ヘップバーンは言います。

「奇跡を信じない人は
 現実主義者とは言えません」

これは慈善活動を通しての言葉ですが
どんな場面においても
言えることではないでしょうか。

奇跡を信じれば
奇跡は起こります。

「この世で一番美しいのは誰?」

それは 自分だと言えちゃうような
自分自身へ対するリスペクトも
実は マゼンタの色の意味の
ひとつでもあります。

そんな気持ちで“美”を感じていたら
ちょっとした皺など
スキンケアを楽しんでいるうちに
消えているかもしれませんね。

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