
コンビニエンスストアで冷凍のブルーベリーが売っていたので買ってみました。解凍せずにそのまま食べたら、シャーベットみたいでおいしい!これは、くせになりそうです。
ブルーベリーが目にいい!というのは、最近では有名な話だと思いますが、あらためて色の観点なども含めてみてみたいと思います。
なぜ、ブルーベリーが目にいいのか?それは、人の目の網膜の中にはロドプシンというたんぱく質があり、ブルーベリーはこのロドプシンに働きかけることができると最近の研究で明らかになり、目の機能改善の役割を果たすことに一役買っているそうです。
ブルーベリーに含まれている栄養素の中でも注目されているのがアントシアニン。このアントシアニンが紫色の色素のもとになっています。ナスや紫キャベツなども同じアントシアニンによる紫色の野菜で栄養価が高いとされています。
アントシアニンとはポリフェノールの一種で、ポリフェノールは最近ではチョコレートにも配合されたものを見かけます。チョコレート好きな方は多いと思うので、そんなチョコレート業界にも参戦するほど注目の栄養素ということでもあるのでしょう。
それもそのはず、ポリフェノールは老化や生活習慣病の原因となる活性酸素を除去することから健康の向上だけでなく、アンチエイジング!お肌のシワやシミ対策としての美肌作りにも役立つ嬉しい成分。人がイキイキ若々しく見える条件として美肌は欠かせないと言われますから、健康でいて美肌!そんな嬉しい結果が期待できるポリフェノールは積極的に取り入れたいものですね。
ブルーベリーの皮部分には多くの食物繊維が含まれていて、食物繊維という響きもまた乙女心を誘惑してきます。ただ、ブルーベリーに含まれる不溶性食物繊維は便秘予防の効果が期待されてはいますが、摂り過ぎると便の体積が増えすぎて、場合によっては逆に便秘を引き起こすこともあるようなので、何事も摂りすぎは気をつけたいものです。
厚生労働省が定める1日の果物摂取目標量としては、ブルーベリーは1日200gを目安に食べるといいとのこと。1粒は約2gだそうなので、そう考えると、けっこう食べちゃってもよさそうな計算になりますね。
今回、冷凍のブルーベリーをおいしくいただいたのですが、ブルーベリーのいいところは何と言っても、冷凍しても栄養素が損なわれることがない!というところ。それどころか!冷凍することで、皮の細胞が壊れて吸収率がグ〜ンと上がって、ナント!栄養価が高くなるというではありませんか!
そうなんです。フルーツの中でもブルーベリーは冷凍して食べることに最適!これから暑さが増してきたらアイスも食べたくなる季節の到来。これからの時期にもってこいです。しかも、保存がきくという点でも有能です。
そろそろ色の意味を絡めた内容をお話ししてゆきたいと思います。
ブルーベリーに含まれる青紫の天然色素であるアントシアニンは、ギリシャ語のanthos(アントス)=「花」と、cyanos(シアノス)=「青」に由来していて、“花の青色成分”という言葉が語源と言われています。何だか美しい語源ですね。
紫色は、青と赤が組み合わさった色で、冷静さを意味する青と、情熱を意味する赤が合わさっているため、情熱的だけど冷静さもある、そんなバランスのとれた意味合いを持つ色です。
このふたつ(青+赤)の要素が均等に合わさった紫色のバランスの良さを実感していただくために、それぞれの意味を並べてみたいと思います。
青→ 冷静・クール・思考的
赤→ 情熱・エネルギッシュ・行動力
つまり、クールだけどエネルギッシュなところがあって、思考するけれど行動することも忘れない、というバランス感覚の良さが紫色の意味にはあるということです。
やる気が出すぎると空回りすることもあるでしょうし、考えすぎると行動できなくなることもありますよね。そんなときは、紫色のバランス感覚を頼りにしてみるのも一案だと思います。
では、どうやって紫色を頼ればいいのか?
それは、紫色の持つ他の意味によるアクションを意識してみることです。まず、今回ポイントにしたい紫色の意味をご紹介します。
紫色→ リラックス・美しさ・幻想的
この意味のアクションを意識することをお勧めします。
どういうことかと言いますと、焦ったり考えすぎたりして物事がうまく進まない、思うように自分の実力を発揮できない、イライラしたりウツウツしたりソワソワしたり、そういった心がアンバランスな状態のときに、バランス感覚の優れた紫色の意味を実行するということで、【リラックス】【美しさ】【幻想的】を意識してみてほしいのです。
忙しいからリラックスしている暇はない、そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、心のバランスを崩した状態では最高のパフォーマンスはできないものです。いったんリセットするつもりでリラックスすることを心がけてみると、緊張やストレスが緩和し、余計な力が抜けてネガティブな状態から抜け出して、持ち前の力を発揮できますので、意識してみてほしいと思います。
バタバタしていると、リラックスの仕方も忘れてしまっているかもしれませんので、紫色っぽいリラックス法をお伝えしたいと思います。ここに書いてあることだけが正解ではないので、まずは自分が一番リラックスできることを優先してくださいね。
*ラベンダーの香りや紫色の入浴剤を入れて、ぬるめのお湯でバスタイム
*優しく施術してくれるエステやマッサージを受けて、全身のコリを揉みほぐしてもらう
*朝一番、整頓された部屋やお気に入りのカフェで温かい飲み物をいただく
*寝る前にゆっくり深呼吸しながらストレッチしてみる
*フワフワのソファやクッションなど柔らかさを感じて横になってボーッとしてみる
*身近な公園で森林浴気分を味わう
*ちょっぴり贅沢な一品を味わい、リッチな気分だけに集中する
*好きな場所で好きな本を読む
*ひとりで好きな音楽を聴く
とりあえず10個挙げてみましたが、先程もお伝えしました通り、自分にとってのリラックス法とは人ぞれぞれなので、あくまでもヒントにしていただきたいと思います。そして、紫色の花を飾るとか、服を着るなど、色も一緒に取り入れていただくと、より意識的になれるので、可能であればやってみてください。淡い色ほど癒やし効果が高いので、クッションなどの雑貨類やファッション選びの参考にもしていただければと思います(紫色が苦手な方は意味のほうにだけ意識を向けていただきたいと思います)。
【リラックス】することで、自律神経のバランスを整えることができますので、ふだんから意識しておくと、高いパフォーマンスで自分の実力を遺憾なく発揮していけるようになることと思います。
次に【美しさ】についてですが、これはリラックスすることとかぶってくるのですが、美しいものを見ると人は癒やされます。つまり、リラックス効果絶大ですから、とにかく積極的に美しいものに触れてみてください。
美しい人の写真を見る、動画を見る、会いに行く。その他にも、美しい景色、美しい声、美しい音、美しいアート、美しい場所、いろいろあると思います。自分の好きな“美しさ”をたくさん目にしてキラキラと目を輝かせることで、そのままあなた自身が輝いていかれることでしょう。
最後に【幻想的】です。こちらもリラックスや美しさと似ていますが、現実から少し距離を置いて夢を見るような感覚です。ファンタジックな映画を見るというのもいいでしょうし、夢の国と言われるワンダーランドに行くのもいいと思います。
さらに、お勧めしたいのは、その場で目をとじて未来の自分像を妄想することです。その場合は必ずワクワクするようなビジョンでお願いします。現実的にそんなのは無理だ、自分じゃ駄目だなどとジャッジせずに、「こんなふうになっている自分って最高!」「こんな素敵なライフスタイルっていいよね、フフフ」と、微笑みというよりは含み笑いしちゃうようなワクワクする妄想をしてみてほしいのです。ワクワク妄想のお供に、好きな場所で好きな香りや音楽に包まれていたら、それはもう、最強の紫色の意味の実践と言えるでしょう。ワクワクした気持ちもリラックス同様に、ネガティブな心の状態から脱出することに役立ちますので、存分に意識してみるといいと思います。
繰り返しますが、ワクワク妄想のポイントは、ジャッジしない、ジャッジメントしないこと。自己判断でできる・できないなどを考えないことです。あれこれ現実的に判断していたら妄想になりません。妄想する目的はワクワクする気持ちを手に入れるためであり、現実に惑わされないためでもあります。
現実の過酷さを十分に感じているときこそ、自分の心のために【リラックス】【美しさ】【幻想的】といった紫色が意味することを意識してみることで、凍っても栄養倍増!のブルーベリーのように、凍りつくような固まってしまうような萎縮してしまうような上司や近隣の誰かの言葉にも動じず(ネガティブな現実にふりまわされず)自分の力を最大限に発揮していける自分で在り続けられることに繋がっていくと思います。
ブルーベリーの旬のシーズンは6月から9月頃とのこと。ちょうどこれから旬を迎えるので楽しみです。
人の持つ力や個性を出す時期は、オールシーズン!いつでも旬!です。CPAAでご紹介する色彩心理学が心の栄養的存在になれましたら、おこがましいですが、とても嬉しく思います。これからもいろいろな色の記事を更新してゆきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。