
苦手な人がいると、とても窮屈な気持ちになりますよね。
あの人が嫌い
あの人に会いたくない
あの人とは二度と関わりたくない
関係性を終わりにしたいけど、そう簡単にもいかない。会社や学校その他においても、しがらみがあってなかなか断ち切ることができない。いじわるな人、失礼な人、上から目線な人、感じの悪い人は、どこへ行ってもいる可能性があります。そういう人の言葉によって、あんな言い方はないと腹が立ったり、ああいうことを言われると傷つく、自信がなくなる、寂しくなる、と精神的にまいってしまうことがあるかもしれません。
さらに現在ではSNSで繋がってしまい、私生活でも関わらざるを得ない、フォローを外したくても角が立つからなかなか外せない、という状況に苛まれている場合も案外多いのではないでしょうか。こちらが見たくなければミュートするなど対策もできますが、相手がそうしているとは限らないため、あの人が見ていると思うと自分の言いたいことも躊躇してしまう、といった具合に、そういった気疲れをしている人も少なくないように感じられます。
他人とうまく調和したい
心を切り替える方法を知りたい
いつも気分よくいたい
これは、誰もが思うことではないでしょうか。
そこで、人との関わりの中で、心が疲れてしまったとき、色の意味を介して少しでも緩和できればと、今日は「緑色」の意味を通して心のバランスを立て直していく捉え方をお伝えしたいと思います。
すでに記しました 調和・心・バランス これらはすべて「緑色」の意味にあたります。
ほかには 距離感・視点・一息 という意味もまた「緑色」の意味にあります。
人と調和し、心のバランスを整えるためには、一定の距離感で見つめる視点、そして一息つくことがポイントになってきます。
ここでの距離感とは、苦手な人と距離を置きましょう!というような意味ではなく、その苦手だと感じる人と出会ったときから現在までの経過した時間の経緯を“距離”として表しています。
人の感情というのは、ネガティブな思いが強すぎると、ポジティブなことにまで覆いかぶさってマイナスな目線で見てしまう傾向があります。
そこで、一息つきながら、(できればゆっくりひとりの時間を持って落ち着ける場所でお茶でも飲みながら)出会った頃からの現在までの時空距離(スパン)で考えて、現在進行系のネガティブな感情で相手を見つめるのではなく、現在からさかのぼったその人を見ていきます。
そこで、考えたいことは、苦手な相手の「いいところ」を思い出してみる、ということです。いいところなんてひとつもない!という見方しかできないと、この先の人生も狭い視野で物事を見てしまう可能性大なので、ここは少し頑張ってできるだけ「いいところ」を見つけてみてほしいのです。どうしても自力で難しい場合は、ほかの誰かが言っていた「いいところ」でも構いませんが、できれば自分が直接関わって、よかったかもしれないと思える点を見つけ出せたら最高です。
見つけ出すことができたら、苦手な人をポジティブな視点で見ることができた自分を褒めてあげてください。
「そういえば、出会った頃は笑顔で挨拶していた姿が素敵に見えたな」
「些細な一言だけど、あの人のあの言葉には元気をもらったことがあったっけ」
「あれ、そういえば褒めてもらったことがある!」
など、じっくり考えてみると思いのほか「いいところ」が見えてくるかもしれません。
「いいところ」が見つかったら、スマートフォンのメモや、いらなくなった紙の裏にでも書き出してみてください。できれば、10個ほど書き出してみてください。
直接的な関わりが少なくて、10個をひねり出すのが難しい、そんな場合は実際に関わっていなくてもイメージでも構いません。
「勉強家なところがあるから、そこは素晴らしいと思う」
「いつもオシャレだから、そういうところはいい」
こういった内容で、「いいところ」を感じて書き出していきます。
この先を読む前に、もし苦手な人の存在で心が疲れてしまったと感じている方は、この「いいところ」を見つけ出して10個書き出すワークをいますぐ行ってみてください。
実際にやってみてから、この先を読み進めていただければと思うのです。
それでは!まずは書き出してみてください。
もう一度お伝えしますが、自分自身にある程度のゆとりを持つためにも、しっかり一息ついている状況であることが大前提となります。なぜ、ある程度のゆとりが大事かというと、時間に迫られていたり、居心地の悪い場所で落ち着かない状況だとポジティブな眼差しで物事を見ていくことが難しいからです。
そして、ひとりの時間というのもポイントで、他人の意見に惑わされないことも、その後の考え方に影響してくるので、ひとりで時間と場所にゆとりを感じるところであれば、心も自然とゆとりを持って物事に向き合える状態になりやすいのです。
それでは・・・
10個書けましたか?
書けた方は、少しだけ苦手な人に感謝に近い感情が抱けませんでしたか?少しでも、ほんのじんわり感じられれば上出来です!相手のせいでイライラしたりウツウツしそうになったときは、その10個を思い出してみることで自分の心のバランスを立て直すことに役立てられると思います。
さらに、そこに書かれた10個が具体的であれば、その人との貴重な思い出・経験ですから、そういう気持ちにさせてくれたことに感謝してみると、自分の心がラクになるのではないでしょうか。
関係性が薄く、あまり関わってこなかったため具体的なことは浮かばず、イメージでひねり出したという場合は、その視点こそが今後あなたが人と調和していくために使える才能です。あなたは、そういう目線で人を肯定できる素晴らしい人だということです。不安に陥りそうになったときの今後の武器になります。
さらに、人は自分の“質”を中心に物事を見ますから、相手に見出したよい点というのは、自分のよい部分、今後磨いていくとよい特質です。自分のよい素質や才能の一部分であると考えてみていただけるといいと思います。
こちらのYouTubeでも、「緑色」の意味を利用した実践ワークとしてご紹介しています。
以上、他人とうまく調和するための「緑色」の意味を使った実践ワークでした。
よろしければ、お試しください。