知識だけで使うのは難しい「色彩心理学」の奥深さ

活力があって前向きなときは
元気な人からパワーをもらって
さらにイキイキ快活に動いていけるものですが

心配や不安で気持ちが滅入っているときや
悲しい出来事があったときなどは
パワフルでポジティブすぎる言葉を言われても
心地よくなかったり
ひとりにしておいてほしい
そんな気分になるものではないでしょうか?

元気がないときに一緒にいたい人は
そっとしておいてくれる人
適度な距離感を保って
ズカズカ入り込んでこない人
無理強いしない優しい人
そんな感じの人だと思います。

環境や状況によって
気持ちは いとも簡単に変わるものだし
一緒にいたい相手だって
変わることと思います。

移りゆく心が
その時々に合ったものを求めるのは
人だけでなく色も同様。

人と似ていて
気分が冴えないときや
ションボリしているときは
そっとしておいてくれる色
距離感のあるバランスのとれた色
そういう色がしっくりくるものです。

色は可視光線という光で
色の中でも刺激の強い周波数と
穏やかな周波数があり
心身が弱っているときには
穏やかな周波数が心地よく
感じられます。

人間の身体も振動しているため
共振・共鳴し合うのです。

人間は水素や酸素 窒素に炭素など
幾つもの元素から成り立ち
エネルギーとして振動を起こしています。

だからこそ 特定の周波数を持つ色を
コンディションの調整をするために
活用することができるのです。

本能的にも生理的にも
人間と色が共鳴・共振することは
ごく自然なこと。
共鳴作用を上手に活かすことで
心身のバランスを
立て直していくことが可能です。

元気がないときに
元気エネルギー全開の色を
無理やり取り入れるよりは
パワフルさをおさえた
穏やかな色のほうが
無理なく調和できて
やがて その穏やかさに共鳴して
もとの自分らしい状態など
ベストコンディションへと回復し
元気を取り戻していけるのです。

机上の空論で色の心理学を学ぶと
元気の色だから
元気になりたいときに
元気カラーを身に着けよう!
となりがちなので非常に危険です。

たとえば 赤は周波数の波が大きく
たいへんパワフルです。
そのため アドレナリンが分泌され
心拍数も上がる色とされています。

元気のない状態で
急激な刺激を与えることは
心身の負担にしかなりません。

元気がほしいときに赤い服を着よう!
といった安直な捉え方をしてしまうと
疲弊してしまい
色の良さを実感いただけないと思います。

ちなみに 周波数が細かい色
穏やかな色は紫や青です。

また細かすぎず大きすぎない波の光
中庸の色は緑色です。

青空を見上げたり
ラベンダーやアジサイの美しさに
癒やされたり
大自然の緑の中で深呼吸すると
ザワザワしていた心が静けさを取り戻し
無理なくリラックスできたり
リフレッシュできたりする
そんな経験をしたことのある方も
多いのではないでしょうか?

晴天を見てイライラしたり
爽やかな緑に腹が立つ人は
めったにいないと思います。

落ち込んでいたり
傷ついているときに
無理に元気になろうとせず
まずは自分をいたわるところから
始めてみて 回復して
前向きに進めそうになったとき

勢いよく前進していける赤や
色の中でも最も明るい黄色などを
取り入れてみると
色の威力を感じやすいと思います。

心に寄り添った色の心理学を知りたい方には
色彩心理学術協会(CPAA)がピッタリ!

現実的に活用できて
色の魅力を実感できる
「色彩心理学」を知りたい方
お待ちしています!

知識だけが先行しないよう
心の声を確認しながら
色を楽しんでいきましょう。

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