レッド・赤色の意味

レッド・赤色の意味

エネルギー、生命力、肉体的、物理的、情熱、積極、自発、熱血、大胆、パワフル、ダイナミック、エネルギッシュ、パッション、望み、行動力、決断力、危険性、興奮、たくましい、活気、決意、勇気、闘志、闘争心、精力、努力、刺激、陽気、華やか、強気、大胆、祝福、生存、集中力、猪突猛進、集中力、衣食住、チャレンジ、バイタリティ、リーダーシップ、指導者、達成、勝利者、激しい、押しが強い、現実的、現在、革命、力、熱、火、燃える、実際的、強い、親分、俺様、現実的、具現化、地に足がついている(グラウンディング)、怒り、攻撃、血、敵、闘争、痛み、反抗的、乱暴、残酷、暴力的、危険、頑固、焦り、妬み、恨み、憎しみ、支配欲、不満、強引、畏怖、フラストレーション(不完全燃焼)、欲求不満、ストレス、ワンマン、正義感、自己中心的、負けず嫌い、喧嘩、衝動的、短気、犠牲、警告、禁止、失格、直情、短気、愛、自己犠牲、目覚め、サバイバル、気付き、誕生、現実面、具現化、現実化、命、生きること、意志の強さ、衝動的、熱意、悔しさ、恥、競争、執着、エゴ、独占欲、犠牲的な愛

「色には意味がある」
そう聞いて、インターネットなどで例えば「色の意味 レッド」などと検索すると、こんなキーワードがたくさん調べられると思います。

こうしてみると、一見、色々なキーワードが脈絡なく並んでいるようにも見えますが、実はすべてがつながり合っています。

たとえば、色を理解するためのアプローチのひとつとして、色の意味を「象徴」から考えていく、という方法があります。

象徴というのは、レッド、赤と聞いて連想されるもののこと。
あなたは「赤いもの」といわれて何を思い浮かべますか?

  • トマトやイチゴやリンゴといった赤い食べ物
  • 太陽
  • 血液
  • 赤信号
  • 消防車
  • 郵便ポスト
  • ハートマーク
  • 赤ちゃん
  • 安売りセールの案内看板

などなど、人によって様々に思い浮かぶことと思いますが、色の意味はこうしたものから派生して得られるものです。

たとえば赤ちゃん。

生まれたばかりの新生児は、肌の色が本当に赤いですね。
小さな体から大きな産声をあげる様子は生命力あふれた、エネルギーそのもの。
そういった点から、「命」「生きること」「生命力」「情熱」「エネルギッシュ」といったキーワードが導かれてきます。

また、あるいは、血液。

皮膚を切ると流れ出る赤い「血液」そのものをあらわすこともあれば、そこから転じて「血縁関係」や「肉親」「家族」などのテーマも表します。

さらには、近年ヨガなどの普及で一般の方にもよく知られるようになったチャクラとの対応もあります。

チャクラとは、簡単に言うとエネルギーや気の出入り口のこと。
肛門のそば(性器周辺)から下半身全体にかけての第1チャクラ、下腹部の第2チャクラ、みぞおち下(胃のあたり)の第3チャクラ、ハートの部分の第4チャクラ、喉の第5チャクラ、眉間(第三の目)の第6チャクラ、頭頂部の第7チャクラ、という7つのチャクラが存在します。

それぞれが色と対応していることが知られており、レッド・赤は肛門のそば(性器周辺)の第1チャクラと対応し、下半身全体を司っています。

そこから転じて、性的な事柄はもちろん、「地に足の着いた状態=グラウンディング」といったキーワードが表されます。
地に足がつく、というと文字通り、「どっしり落ち着いて物事に動じない様子」を表すこともあれば、仕事でお金を稼いで物質的に満足の行く生活をおくる様子を表すこともあり、そういったことからも「お金」などの経済的なこと、「現実」を生きる「サバイバル」、「衣食住」といったキーワードが導かれます。

ちなみに、こうした考え方は、レッドのネガティブなキーワードにもあてはまります。

たとえば、血液の色は赤で、よく「頭に血がのぼる」という表現をすることがありますが、そうした表現から、「怒り」や「喧嘩」「衝動的」「短気」といったキーワードも赤の意味として出てきます。

赤ちゃんのことを愛の結晶といったり、あるいは赤いハートマークからも「愛」などは連想しやすいと思いますが、愛が行き過ぎることで「執着」「エゴ」「自己犠牲」といったキーワードにもつながります。

色の意味とその活用法を学ぶ上で最も大切なこと

このように、一言で赤と言っても、色々な意味があるわけですが、ここで非常に大事なことがあります。

それは、赤が気になったり、赤を選ぶ人の在り方や心の様子を、ごく一部のキーワードだけで決めつけてはいけない、ということです。

一般的には、レッド、赤というと愛や情熱といった言葉を思い浮かべる人の割合は、他のキーワードに比べて比較的多いかもしれません。
しかし、赤が気になったり赤を好む人がみんな情熱的でエネルギッシュなわけではないのです。

どっしりと落ち着いた人も、家族を大切にする人も赤を好みますし、あるいはネガティブな要素に共鳴して、思い通りにいかない憤りや怒りを抱えている人やフラストレーションを感じている人なども赤が気になって選んだりします。

つまり、色彩心理の観点から受講生の方やクライアントさんと向き合うときは、こうしたレッド・赤の多様な側面をお伝えした上で、相手の心境や状況について、丁寧にヒアリングしていくことが求められるのです。

話がプライベートかつデリケートな内容に及びそうな場合は、きちんと相手に敬意を払ったうえでコミュニケーションをはかり、

「この人になら話してもいいかな」
「この人に聞いてもらいたいな」

と思ってもらえるような信頼関係を築いた上で、対話を進めていく必要があります。

ところが、カラーセラピストなりカラーカウンセラーにこうした視点が抜けていると、赤が気になる人にいきなり…

「あなたは情熱的でエネルギッシュな人ですね」
「あなたは愛の人ですね」

…などと勝手に決めてかかるような言葉を平気で投げかけるわけです。

ひどいケースになると、そう言われてピンとこないクライアントさんに対して

「あなたは自分で気づいていないだけで、とても情熱的な部分をお持ちなんですよ!色がそれを表しています!どうか気づいてください」

などと、どんどん最初の勝手な意見を押し付けていくようになったりします。

そうなると、情熱と言われてピンとこないクライアントさんからすると、色彩心理はしょせん「当たらない色占い」という認識になってしまいます。
それだけならまだしも、人によっては、日々の生活で情熱を持って何かに取り組んでいない自分自身に罪悪感を感じてしまったりします。

こんなふうにして、カラーセラピストやカラーカウンセラーの無知や無理解から、色の仕事の現場で、色を通して自分を見失ったり、心が傷つく人が日々生まれているのです。

この「意見のゴリ押し」の罪なところは、まれにドンピシャ当たってしまうことがあるということ。
その場合、クライアントさんから出る言葉はたいてい決まっていて、

「色だけで、自分で気づいていないような色々なことがこんなにわかってしまうなんて、先生スゴいです!」

こんな言葉をひとたび聞いたセラピストやカウンセラーは、また他の人からも「スゴい先生」と呼ばれたいがために、それ以降、ますます色で人の心を「当てにかかる」ようになるケースがほとんどです。

冒頭でもご紹介したように、今やインターネットで「色の意味 レッド」などと検索すれば、たくさんのキーワードが表示されます。
しかし、レッドの意味を丸暗記しただけでは、色を理解したことにはなりません。

  • なぜ、そのキーワードが導かれるのかという観点で、それぞれの意味を丁寧に紐解くこと
  • 自分はその中のどのレッドのキーワードと共鳴するのかを、自分の個性や性格、過去の経験などから深く考えること
  • 自分とは共鳴しない、違うレッドのキーワードに共鳴している他の人の話を聞くこと

こうした作業を通してそれぞれのキーワードを自分事として落とし込んでいく作業が大切です。
そして、その作業を通して、ほんとうの意味で色を理解してはじめて、自分も他人もほんとうの意味で理解することができるのです。

当協会の講座が、必ず2名以上で行い、参加者の人達がそれぞれ色の意味について対話をすることで、それぞれの色に対する包括的な理解を深めていくスタイルを採用しているのは、そのためです。

色のキーワードがたくさん載っている本やホームページを読んだり、あるいは講師が
「レッドはこういう意味があります、こういう意味もあります、こういう意味も…」
とキーワードを羅列して解説する講座を受講しても、残念ながら本当の意味での色彩心理学の理解は深まりませんし、人の心に触れ合うレベルに達していないことが殆どです。

こうした誤った形で色の勉強をしてしまったことで「色って当たらない」「全然使えない」といった誤解を抱いている人がもしいたとしたら、本当に残念でなりません。
一人でも多くの人に色が持つ魅力と、色を活用することの本当の楽しさを伝えていくことは、当協会の大切な使命のひとつと考えています。

ブルー・青色の意味

イエロー・黄色の意味

グリーン・緑色の意味

オレンジ・橙色の意味

バイオレット・紫色の意味

ターコイズ・青緑色の意味

オリーブ・黄緑色の意味

もっと色のことを知りたい方へ

メルマガに登録する
テキストのコピーはできません。