色の意味を意識して実際に行動に起こすことで、メンタルによい効果をもたらします。CPAAでは「心を元気にする色の言葉を伝えたい!」という思いのもと、心が元気になることはもちろん、ときには癒やしや寛ぎ、気持ちがらくになるための色の効果効能をご紹介したいと考えています。
そこで、本日お伝えしたいのが、ブルーの意味を活用したブルーアクションです。
ブルーには、思考・言葉・創造、という意味があり、さらには、落ち着き・安定・心の平和といった意味があります。言葉を創造する行為、たとえば考えている事柄を書き出すと思考が整理されたり、暗記する場合も読むだけより書くことで理解が深まることもありますが、ときには頭に浮かんだことをひたすらに“書く”ということも、ブルーアクションとしてお勧めです。深く考えずとも、実際に手を動かして紙に書いていくことにより自分の内面と向き合うことができます。パソコンに打ち込むのではなく、鉛筆やボールペンなど、書くものは何でも構わないので手で書くことが重要。手で書くことは脳の運動にもなります。
頭に思い浮かんだことをありのままに“書く”ことで自分を知り、ストレスを軽減し、メンタルヘルスを高める方法のことをジャーナリング(journaling)と言い、「書く瞑想」とも呼ばれています。
この、書く瞑想「ジャーナリング」、やり方は簡単!好きなノートと筆記具を用意して、一定の時間、思い浮かぶことをただひたすら書いていくというものです。
これだけ書くといいという分量も、やる時間も決まりはないので、とりあえずノートを1ページ埋めてみようとか、3ページいってみちゃおう、といった感じで自由に好きなように、取り組みやすい長さで書いていきます。書くときに、誤字や脱字などはいっさい気にせず、文章として上手かどうかなども気にしないことがポイントです。事実やありのままを書くことで自分を客観的に見つめられる機会にもなりますので、こんなこと書いていいのかな?などとジャッジするような意識も持たずに、ただただ夢中になって書いていきます。
いつ行ってもいいのですが、夜だとその日の振り返りになってしまう可能性があり、それもいけないことではないですが、新鮮な気分になりたい場合は朝に行うと非常に効果的です。その日をスッキリ始められるといいですよね。
ひたすら手を動かして思い浮かんだことを「そのまま」書くことが大事なので、自分自身に集中できるよう、自分だけの時間と場所を確保しておくことも大事になってきます。誰かに見せる、見られるかもしれないという気持ちは、心のままに書くことを邪魔してしまう可能性があるので、人には見せないことを前提にしておくといいでしょう。
「ジャーナリング」はマインドフルネスの状態に近づけます。マインドフルネスとは「今ここ」に集中する状態。この状態になるために瞑想は非常に有効とされています。とはいえ、瞑想だと邪念が湧いて難しい、というような声も耳にすることが多いので、まずは思ったことをただ書く、ノートに書く、というほうが実践しやすいかもしれません。
マインドフルネスの効果としては、精神面での緊張を緩和したり、不安が減少したり、ストレスから解放されてリラックスすることが期待できる点です。集中力や記憶力が向上し、仕事や勉強で質の高いパフォーマンスに繋がるともされています。
まさに、ブルーの意味にある思考・言葉・創造といった部分を向上させてくれるのです。
次のような思いのある方には、とくにお勧めです。
- やることが山ほどあって思考が整理できない
- モヤモヤして気分が優れない
- ウツウツして気分が晴れない
- 不安をやわらげたい
- 精神を安定させたい
- 自分を客観視したい
- ストレスを発散したい
- 集中力を高めたい
お気に入りのノートを用意して自分だけの特別な時間を持つこと、こういったアクションは自分を尊重する行為として無意識レベルで自己肯定感を高めることに繋がります。
朝がお勧めとお伝えしましたが、いちばんいいのは自分が「今だ!」と思ったタイミングです。ぜひ、好きなときに好きなように書いてみてください。
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