ブルー・青色の意味

ブルー・青色の意味

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「色には意味がある」
そう聞いて、インターネットなどで例えば「色の意味 ブルー」などと検索すると、こんなキーワードがたくさん調べられると思います。

こうしてみると、一見、色々なキーワードが脈絡なく並んでいるようにも見えますが、実はすべてがつながり合っています。

たとえば、色を理解するためのアプローチのひとつとして、色の意味を「象徴」から考えていく、という方法があります。

象徴というのは、ブルー、青と聞いて連想されるもののこと。
あなたは「青いもの」といわれて何を思い浮かべますか?

  • 地球
  • 水道の蛇口の「冷水」マーク
  • 公共トイレの「男性マーク
  • ドラえもん
  • ポカリスエットなどのイオン飲料のパッケージ
  • サファイア(宝石)
  • 幸せの青い鳥(チルチルミチル)
  • 建築図面などでよくある「青写真」

などなど、人によって様々かと思いますが、色の意味はこうしたものから派生して得られるものです。

たとえば空。

天地創造によって、地球上ではじめて生まれた色とも言われることから「創造/クリエイティブ」「育む」「天の意志」「信仰」「心の平和」といった意味が導かれます。

あるいは、ドラえもん。

いつでも何があってものび太くんの味方として支えてくれる頼れる存在であるところから、「信頼」や「権威(いい意味での)」「献身」「誠実さ」といった意味も見て取れます。

さらには、トイレの男性マークからは「男性性」や「父性」、ほかにも清涼飲料水のパッケージや蛇口の冷水のマークからは「クール」「冷たさ」、そこから、「冷静」といった意味も感じ取れます。

また、近年、ヨガなどの普及で一般の方にもよく知られるようになったチャクラとの対応もあります。

チャクラとは、簡単に言うとエネルギーや気の出入り口のこと。
肛門のそば(性器周辺)から下半身全体にかけての第1チャクラ、下腹部の第2チャクラ、みぞおち下(胃のあたり)の第3チャクラ、ハートの部分の第4チャクラ、喉の第5チャクラ、眉間(第三の目)の第6チャクラ、頭頂部の第7チャクラ、という7つのチャクラが存在します。

それぞれが色と対応していることが知られており、ブルー・青は喉の第5チャクラと対応するため、声や言葉を発するエリアであるため「コミュニケーション」「自己表現」といったキーワードへと広がっていきます。

ちなみに、こうした考え方は、ブルーのネガティブなキーワードにもあてはまります。

ここ最近、さみしい様子や落ち込んだ様子を「ブルーになる」「ブルーな気分」という言葉で表現したりしますが、そこからもわかるように「落ち込み」「内向き/内省的(いずれも悪い意味での)」といったキーワードが出てきます。

あるいは、冷水からイメージできるクールや冷たさ、冷静さなども、度を過ぎると「冷酷」「冷淡」「傍観」といった悪い方向に作用してしまうこともあります。

色の意味とその活用法を学ぶ上で最も大切なこと

このように、一言で青と言っても、色々な意味があるわけですが、ここで非常に大事なことがあります。

それは、青が気になったり、青を選ぶ人の在り方や心の様子を、ごく一部のキーワードだけで決めつけてはいけない、ということです。

ブルー、青というと一般的には、赤が燃えるような情熱、エネルギッシュな行動、などと表現されることの対極として「冷静沈着」「思考」というキーワードや、企業のロゴやホームページのイメージカラーなどによく使われることから「信頼」「落ち着き」といった言葉を連想する人が比較的多いかもしれません。
しかし、青が気になったり青を好む人が、みんな冷静で落ち着いているわけではないのです。

コミュニケーション上手で話好きな人も、聞き上手な人も、自分の人生の使命や目的にまっしぐらに生きている人も青を好みますし、あるいはネガティブな要素に共鳴して、文字通りブルーな気持ちで落ち込んでいる人や、ご自身の心の平和を乱すような人や出来事のせいで悩んでいる人も、青が気になって選ぶことがあります。

つまり、色彩心理の観点から受講生の方やクライアントさんと向き合うときは、こうしたブルー・青の多様な側面をお伝えした上で、相手の心境や状況について、丁寧にヒアリングしていくことが求められてきます。

話がプライベートかつデリケートな内容に及びそうな場合は、きちんと相手に敬意を払ったうえでコミュニケーションをはかり、

「この人になら話してもいいかな」
「この人に聞いてもらいたいな」

と思ってもらえるような信頼関係を築いた上で、対話を進めていく必要があります。

ところが、カラーセラピストなりカラーカウンセラーにこうした視点が抜けていると、青が気になる人にいきなり

「あなたはクールで、冷静な人ですね」
「あなたは多くの人から信頼される人ですよ」

などと勝手に決めてかかるような言葉を平気で投げかけてしまいます。

冷静やクールと言われてピンとこないクライアントさんからすると、色彩心理はしょせん「当たらない色占い」という認識になってしまいます。
それだけならまだしも、人によっては、日々の生活で冷静でいられずに心の平和を乱している自分自身に罪悪感を感じてしまう場合さえあります。

また、ひどいケースになると、たとえば花柄やフリルのついた女性的な洋服を着ている方がブルーを選んだりすると

「ブルーを選ぶなんて意外ですね。てっきり可愛らしいピンクとかがお好きなのかと思ってましたけど」

などと平気で言い放ったりします。

ブルーはたしかに男性性や父性の色ではありますが、心の平和を重んじる方や、いつも誠実にコミュニケーションを図って周りから信頼されている方などであれば、女性であってもブルーが気になる方はたくさんいらっしゃいます。

「この人は女性らしくて可愛らしいからピンクっぽい」といった勝手な思い込みを通して、目の前の相手を面と向かって否定しているという事実に、当の言っている本人は気づいていないのです。

こんなふうにして、カラーセラピストやカラーカウンセラーの敬意の無さから、色の仕事の現場で、色を通して自分を否定されたり、心が傷つく人が日々生まれているのです。

この「意見のゴリ押し」の罪なところは、まれにドンピシャ当たってしまうことがあるということ。
その場合、クライアントさんから出る言葉はたいてい決まっていて、
「色だけで、自分で気づいていないような色々なことがこんなにわかってしまうなんて、先生スゴいです!」

こんな言葉をひとたび聞いたセラピストやカウンセラーは、また他の人からも「スゴい先生」と呼ばれたいがために、それ以降、ますます色で人の心を「当てにかかる」ようになるケースがほとんどです。

冒頭でもご紹介したように、今やインターネットで「色の意味 ブルー」などと検索すれば、たくさんのキーワードがヒットされます。

しかし、ブルーの意味を丸暗記しただけでは、色を理解したことにはなりません。

  • なぜ、そのキーワードが導かれるのかという観点で、それぞれの意味を丁寧に紐解くこと
  • 自分はその中のどのブルーのキーワードと共鳴するのかを、自分の個性や性格、過去の経験などから深く考えること
  • 自分とは共鳴しない、違うブルーのキーワードに共鳴している他の人の話を聞くこと

こうした作業を通してそれぞれのキーワードを自分事として落とし込んでいく作業が大切です。
そして、その作業を通して、ほんとうの意味で色を理解してはじめて、自分も他人もほんとうの意味で理解することができるのです。

当協会の講座が、必ず2名以上で行い、参加者の人達がそれぞれ色の意味について、あらゆる視点で対話をすることで、それぞれの色に対する包括的な理解を深めていくスタイルを採用しているのは、そのためです。

色のキーワードがたくさん載っている本やホームページを読んだり、あるいは講師が
「ブルーはこういう意味があります、こういう意味もあります、こういう意味も…」
とキーワードを羅列して解説する講座を受講しても、残念ながら本当の意味での色の理解は深まりませんし、人の心に触れ合ってはいけない危険なケースがほとんどです。

こうした誤った形で色の勉強をしてしまったことで「色って当たらない」「全然使えない」といった誤解を抱いている人がもしいたとしたら、本当に残念でなりません。
一人でも多くの人に色が持つ魅力と、色を活用することの本当の楽しさを伝えていくことは、当協会の大切な使命のひとつと考えています。

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