オレンジ・橙色の意味

オレンジ・橙色の意味

外向的、積極的、社交的、楽天的、活発、歓喜、躍動、主張、華やか、精力的、共感的、共存、協力、行動的、勇気、活力、気力、前向き、成功、親しみ、生きる喜び、エンジョイ、アクティブ、ポジティブ、ハッピー、ステップアップ、充実、好奇心、喜び、至福、明るい、寛大、食欲、団らん、ネットワーク、建設的、活動的、健康的、軽快、豊熟、豊か、情緒、温かさ、家庭的、温かいコミュニケーション、セックス、放漫、快楽主義、成功への恐れ、威圧的な態度、混乱、思慮不足、高慢、横柄、押しつけ、自慢屋、過度の自己主張、目立ちたがり、憂うつ、悲しみ、わがまま、ヒステリック、トラウマ、人間関係、感情、浮き沈み、落ち葉、陽気、感情的、エンジョイ、生きる喜び、セクシャリティ、自信、陽気、調子がいい、調子に乗る、過去、執着、独立、自立、自尊心、帰依(すがる)、ショック、タイムラインのヒーリング、社会性、社会との関わり、腑に落ちる、ガットフィーリング、腹から来る深い直感、洞察、洞察力、腹からの笑い、つながり、依存、共依存、応援、手放し、感情における優柔不断(グリーンは思考における優柔不断)、粘り強さ、献身、エーテル体

「色には意味がある」
そう聞いて、インターネットなどで例えば「色の意味 オレンジ」などと検索すると、こんなキーワードがたくさん調べられると思います。

こうしてみると、一見、色々なキーワードが脈絡なく並んでいるようにも見えますが、実はすべてがつながっていたりします。

たとえば、色を理解するためのアプローチのひとつとして、色の意味を「象徴」から考えていく、という方法があります。

象徴というのは、オレンジ色、橙色と聞いて連想されるもののこと。
あなたは「オレンジ色のもの」といわれて何を思い浮かべますでしょうか?

  • みかんや柿、人参やかぼちゃなどの食べ物
  • 太陽、朝日、夕日
  • 焚き火
  • 紅葉
  • 金木犀(キンモクセイ)
  • 消防士やレスキュー隊の制服
  • プロ野球の読売ジャイアンツ
  • ニモ(ファインディング・ニモ)
  • ジャイアン(ドラえもん)

などなど、人によって様々かと思いますが、色の意味はこうしたものから派生して得られるものです。

たとえば、太陽。

太陽の光が降り注ぐ晴れた日は温かいことから文字通り「温かさ」や「陽気」といったキーワードもありますし、熱く燃える太陽が植物や生物に生きるエネルギーを与えてくれることから、「精力的」「活力」「健康的」といったキーワードが生まれます。

あるいは、消防隊の制服。

災害時やピンチなときに傷ついて動けない人たちを、危険をいとわず果敢に助け出すその姿からは「応援」「レスキュー」といったキーワードが想起されます。

さらには、近年ヨガなどの普及で一般の方にもよく知られるようになったチャクラとの対応もあります。

チャクラとは、簡単に言うとエネルギーや気の出入り口のこと。
肛門のそば(性器周辺)から下半身全体にかけての第1チャクラ、下腹部の第2チャクラ、みぞおち下(胃のあたり)の第3チャクラ、ハートの部分の第4チャクラ、喉の第5チャクラ、眉間(第三の目)の第6チャクラ、頭頂部の第7チャクラ、という7つのチャクラが存在します。

それぞれが色と対応していることが知られており、オレンジ・橙色は下腹部の第2チャクラと対応しています。

そこから、お腹を抱えて笑うほどの楽しい様子から転じて「至福」といった意味が生まれます。

あるいは、物事をしっかり理解することを表すのによく「腑に落ちる」という言い方をしますが、腑とは“五臓六腑”の「腑」、つまり腹部のオレンジの場所であるため、文字通り「腑に落ちる」「ガットフィーリング(※)」「洞察」といったキーワードも想起されます。
※ガットフィーリングとは、理論的に導かれるものではない、腹の奥底から感じる本能的な直感(※ガット・Gut=内臓の意味)」のこと。

ほかにも、内臓を意味するガット(Gut)には「あの人はガッツがある」という表現などにもみられるように、へこたれずに何度でも強い気持ちで物事に立ち向かう様子から「自立」「自信」「腹(肝)の据わった」「粘り強さ」といったキーワードも導かれます。

また、オレンジの色の意味を考える上でもうひとつ考えておきたい観点があります。

それは、オレンジは「レッド」と「イエロー」が合わさってできた色であるため、レッドとイエローのそれぞれの色の意味が合わさることでも、オレンジ特有のキーワードが導かれるということです(レッドの詳細はこちら、イエローの詳細はこちらをクリック)。

たとえば、レッドの「愛」、イエローの「個性」が合わさると、周囲の人たちそれぞれの個性をまるごと愛してあげる様子から転じて「社交(社交性)」「つながり」「人間関係」といった意味になる、といった具合です。

ちなみに、こうした連想は、オレンジのネガティブなキーワードにもあてはまります。

たとえば、オレンジには「レスキュー」「応援」の意味がありますが、ショックな出来事やトラウマさえも癒やせるサポートカラーであるがゆえに、辛い出来事で傷心している人が助けてほしいという思いからオレンジと共鳴して気になって選んだりするため、文字通り「ショック」「トラウマ」といったキーワードもあります。

また、そうしたショックな出来事からくる辛さを、他の何かに頼ったり、すり替えて解決しようとする様子から転じて「依存・共依存」「執着」というキーワードも導かれてきたりします。

色の意味とその活用法を学ぶ上で最も大切なこと

このように、一言でオレンジ色と言っても、色々な意味があるわけですが、ここで非常に大事なことがあります。

それは、オレンジが気になったり、オレンジを選ぶ人の在り方や心の様子を、ごく一部のキーワードだけで決めつけてはいけない、ということです。

一般的には、オレンジというと、ビタミンカラーと呼ばれたり、レッドやイエローと共に飲食店の看板やロゴの色などにもよく使われることから、元気をくれて活力のあるイメージをお持ちの人が比較的多いかもしれません。
しかし、オレンジが気になったりオレンジを好む人が、みんな活力があって元気なわけではないのです。

物事を深いところまで理解して様々な場面で優れた洞察力を発揮する人や、自立心や独立心が旺盛な人もオレンジを好みますし、あるいはネガティブな要素に共鳴して、ショックな出来事があった人や、何かに強く依存してしまって抜け出すのに苦労している人などもオレンジが気になって選んだりします。

つまり、色彩心理の観点から受講生の方やクライアントさんと向き合うときは、こうしたオレンジ・橙色の多様な側面をお伝えした上で、相手の心境や状況について、丁寧にヒアリングしていくことが求められるのです。

話がプライベートかつデリケートな内容に及びそうな場合は、きちんと相手に敬意を払ったうえでコミュニケーションをはかり、
「この人になら話してもいいかな」
「この人に聞いてもらいたいな」
と思ってもらえるような信頼関係を築いた上で、対話を進めていく必要があるわけです。

ところが残念なことに、日々クライアントさんから寄せられる、オレンジにまつわる痛ましいエピソードは枚挙に暇がありません。

たとえば、敬意や配慮のないセラピストやカウンセラーが、オレンジを選んでいる人に向かって開口一番、

「この色を選ぶ人は大変なんですよ。なんかあったんですか?」

などと無遠慮に言い放ってしまうケース。

辛い出来事に悩み、苦しんでいる人からすると、当然「何かあった」からそこに来ているわけですが、

  • オレンジの色の一般的な意味や特徴
  • ショックな出来事でつらい思いをしている人が、その辛さの解消を欲してオレンジを選ぶ場合があること
  • ただし、その場合でもレスキューしてくれる強いパワーがあるオレンジを選んでいれば心配は要らないということ

などのような、その人の気持ちを少しでも前向きにしてあげられる内容を何ひとつ伝えることもなく、ただいたずらに心の傷をほじくり出そうとする…

そんな行為がクライアントさんをどれだけ不快にして傷つけてしまうのか、その人には想像すらできないのでしょう。

こんなふうにして、カラーセラピストやカラーカウンセラーの無知や無理解から、色の仕事の現場で、色を通して自分を見失ったり、心が傷つく人が日々生まれているのです。

冒頭でもご紹介したように、今やインターネットで「色の意味 オレンジ」などと検索すれば、たくさんのキーワードが表示されます。
しかし、オレンジの意味を丸暗記しただけでは、色を理解したことにはなりません。

  • なぜ、そのキーワードが導かれるのかという観点で、それぞれの意味を丁寧に紐解くこと
  • 自分はその中のどのオレンジのキーワードと共鳴するのかを、自分の個性や性格、過去の経験などから深く考えること
  • 自分とは共鳴しない、違うオレンジのキーワードに共鳴している他の人の話を聞くこと
  • ショックな出来事や過去のトラウマに苦しむ人がオレンジを選ぶ意味や、オレンジから受けられる恩恵について正しく理解したうえで、現実に悩み苦しんでいる人への接し方や共感の示し方、あるいはその人の心に寄り添うための方法論を、自分の個性や気質をふまえて“自分なりのやり方”として確立していくこと

こうした作業を通してオレンジのそれぞれのキーワードを自分事として落とし込んでいく作業が大切です。
そして、その作業を通して、ほんとうの意味で色を理解してはじめて、自分も他人もほんとうの意味で理解することができるのです。

当協会の講座が、必ず2名以上で行い、参加者の人達がそれぞれ色の意味について色々な対話をすることで、それぞれの色に対する包括的な理解を深めていくスタイルを採用しているのは、そのためです。

色のキーワードがたくさん載っている本やホームページを読んだり、あるいは講師が
「オレンジはこういう意味があります、こういう意味もあります、こういう意味も…」
とキーワードを羅列して解説する講座を受講したところで、残念ながら色の理解は深まりませんし、使える知識にならないのです。

こうした誤った形で色の勉強をしてしまったことで「色って当たらない」「全然使えない」といった誤解を抱いている人がもしいたとしたら、本当に残念でなりません。

一人でも多くの人に色が持つ魅力と、色を活用することの本当の楽しさを伝えていくことは、当協会の大切な使命のひとつと考えています。

ブルー・青色の意味

イエロー・黄色の意味

レッド・赤色の意味

グリーン・緑色の意味

バイオレット・紫色の意味

ターコイズ・青緑色の意味

オリーブ・黄緑色の意味

もっと色のことを知りたい方へ

メルマガに登録する
テキストのコピーはできません。