イエロー・黄色の意味

イエロー・黄色の意味

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「色には意味がある」
そう聞いて、インターネットなどで例えば「色の意味 イエロー」などと検索すると、こんなキーワードがたくさん調べられると思います。

こうしてみると、一見、色々なキーワードが脈絡なく並んでいるようにも見えますが、実はすべてがつながり合っています。

たとえば、色を理解するためのアプローチのひとつとして、色の意味を「象徴」から考えていく、という方法があります。

象徴というのは、黄色、イエローと聞いて連想されるもののこと。
あなたは「黄色いもの」といわれて何を思い浮かべますか?

  • バナナやレモン、グレープフルーツなどの黄色い食べ物
  • ヒマワリやタンポポ、イチョウなどの黄色い植物
  • 星、月(絵で描くとき黄色がよく使われる)
  • 黄色信号
  • 標識や工事現場のサイン
  • サッカーのイエローカード
  • ポストイットや蛍光マーカー
  • ピカチュウ、くまのプーさん、ふなっしーなどのキャラクター

などなど、人によって様々に思い浮かぶことと思いますが、色の意味はこうしたものから派生して得られるものです。

たとえば、ピカチュウなどのキャラクター。

個性的でオリジナリティにあふれ、子供から大人までみんなを笑顔にする唯一無二の人気者たちに黄色がよく使われるのは偶然ではなく、文字通り「笑い」「ユーモア」「個性」「オリジナリティ」「ユニークさ」「人気者」といった意味があります。

また、標識や工事現場のサイン、ポストイットや蛍光マーカー。

黄色は色味が光に近いため視認性が高く、よく目立ち、人の注意をひきつけます。そこから「(性格的な)明るさ」「目立つ」「注意」といった意味が生まれます。
さらには、「明るさ」から転じて、何かの分野に精通していて詳しい人のことを「あの人は〇〇の分野に明るい」といった表現をしますが、そこから「明晰さ」や「知識」「知性」といったキーワードも想起されてきます。

さらには、近年ヨガなどの普及で一般の方にもよく知られるようになったチャクラとの対応もあります。

チャクラとは、簡単に言うとエネルギーや気の出入り口のこと。
肛門のそば(性器周辺)から下半身全体にかけての第1チャクラ、下腹部の第2チャクラ、みぞおち下(胃のあたり)の第3チャクラ、ハートの部分の第4チャクラ、喉の第5チャクラ、眉間(第三の目)の第6チャクラ、頭頂部の第7チャクラ、という7つのチャクラが存在します。

それぞれが色と対応していることが知られており、イエロー・黄色はみぞおち下(胃のあたり)の第3チャクラと対応しています。

胃が消化や吸収をする部位であることから、興味を持って色々なことを積極的に消化・吸収するという意味での「学び」「好奇心」といったキーワードの意味を持ちます。

ちなみに、こうした考え方は、イエローのネガティブなキーワードにもあてはまります。

たとえば、不安や緊張から胃がキリキリと痛むことから、文字通り「不安」「緊張」「混乱」「神経質」といったキーワードが出てきます。

さらには、個性的でユニークな目立ちたがりの精神は、度を過ぎると「自意識(悪い意味での)」「誇大」「虚言」といった状態を引き起こします。

また、過度な自己主張は「恐れ」や「恐怖」からなされたり、はたまた「自分がない」ことの裏返しとして表現されることが多いため、これらもイエローのキーワードとして挙げられます。

色の意味とその活用法を学ぶ上で最も大切なこと

このように、一言で黄色と言っても、色々な意味がありますが、ここで非常に大事なことがあります。

それは、黄色が気になったり、黄色を選ぶ人の在り方や心の様子を、ごく一部のキーワードだけで決めつけてはいけない、ということです。

一般的には、黄色というと明るいイメージや楽しいイメージを持っている人が比較的多いかもしれません。
しかし、黄色が気になったり黄色を好む人が、みんな明るく楽しいわけではないのです。

学ぶことが好きな人も、人と違ったユニークな価値観を持っている人も黄色を好みますし、あるいはネガティブな要素に共鳴して、不安や恐れを抱えている人や、自分の個性を見失ってしまっている人も、黄色が気になって選んだりします。

つまり、色彩心理の観点から受講生の方やクライアントさんと向き合うときは、こうしたイエロー・黄色の多様な側面をお伝えした上で、相手の心境や状況について、丁寧にヒアリングしていくことが求められるのです。

話がプライベートかつデリケートな内容に及びそうな場合は、きちんと相手に敬意を払ったうえでコミュニケーションをはかり、

「この人になら話してもいいかな」
「この人に聞いてもらいたいな」

と思ってもらえるような信頼関係を築いた上で、対話を進めていく必要があります。

ところが、カラーセラピストなりカラーカウンセラーにこうした視点が抜けていると、黄色が気になる人にいきなり

「あなたは明るくて、どんなことも楽しむことができる人ですね」
「あなたのユニークな個性は、たくさんの人を惹きつけますよ」

などと勝手に決めてかかるような言葉を平気で投げかけてしまいます。

ひどいケースになると、そう言われてピンとこないクライアントさんに対して

「あなたは自分で気づいていないだけで、たくさんの人を惹きつけられる素敵な個性を持っているんですよ!色がそれを表しています!どうか気づいてください」

などと、どんどん最初の勝手な意見を押し付けていくようになったりします。

そうなると、個性やユニークなどと言われてピンとこないクライアントさんからすると、色彩心理はしょせん「当たらない色占い」という認識になってしまいます。
それだけならまだしも、人によっては、日々の生活で個性を発揮して自分らしく生きられず、明るい気持ちになれていない自分自身に罪悪感を感じてしまうケースも有り得るのです。

こんなふうにして、カラーセラピストやカラーカウンセラーの配慮の無さや無理解から、色の仕事の現場で、色を通して自分を見失ったり、心が傷つく人が日々生まれてしまっている現実があります。

この「意見のゴリ押し」の罪なところは、まれにドンピシャ当たってしまうことがあるということ。

その場合、クライアントさんから出る言葉はたいてい決まっていて、

「色だけで、自分で気づいていないような色々なことがこんなにわかってしまうなんて、先生スゴいです!」

こんな言葉をひとたび聞いたセラピストやカウンセラーは、また他の人からも「スゴい先生」と呼ばれたいがために、それ以降、ますます色で人の心を「当てにかかる」ようになるケースがほとんどです。

冒頭でもご紹介したように、今やインターネットで「色の意味 イエロー」などと検索すれば、たくさんのキーワードが出てきます。

しかし、イエローの意味を丸暗記しただけでは、色を理解したことにはなりません。

  • なぜ、そのキーワードが導かれるのかという観点で、それぞれの意味を丁寧に紐解くこと
  • 自分はその中のどのイエローのキーワードと共鳴するのかを、自分の個性や性格、過去の経験などから深く考えること
  • 自分とは共鳴しない、違うイエローのキーワードに共鳴している他の人の話を聞くこと

こうした作業を通してそれぞれのキーワードを自分事として落とし込んでいく作業が大切です。
そして、その作業を通して、ほんとうの意味で色を理解してはじめて、自分も他人もほんとうの意味で理解することができるのです。

当協会の講座が、必ず2名以上で行い、参加者の人達がそれぞれ色の意味について、それぞれの経験や意見を通して対話をすることで、色に対する包括的な理解を深めていくスタイルを採用しているのは、そのためです。

色のキーワードがたくさん載っている本やホームページを読んだり、あるいは講師が
「イエローはこういう意味があります、こういう意味もあります、こういう意味も…」
とキーワードを羅列して解説する講座を受講しても、残念ながら本当の意味での色の理解は深まりませんし、人の心に触れてもいいプロフェッショナルなスキルは身につきません。

こうした誤った形で色の勉強をしてしまったことで「色って当たらない」「全然使えない」といった誤解を抱いている人がもしいたとしたら、本当に残念でなりません。

一人でも多くの人に色が持つ魅力と、色を活用することの本当の楽しさを伝えていくことは、当協会の大切な使命のひとつと考えています。

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